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論文・著書情報


タイトル
和文:生体-機械融合システムによる生物の環境適応能の理解と構築 
英文: 
著者
和文: 神崎亮平, 倉林大輔.  
英文: 神崎亮平, Daisuke Kurabayashi.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:計測と制御 
英文: 
巻, 号, ページ Vol. 46    No. 12    pp. 934-939
出版年月 2007年12月 
出版者
和文:計測自動制御学会 
英文: 
会議名称
和文: 
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開催地
和文: 
英文: 
公式リンク http://www.sice.or.jp/~journal/index.html
 
アブストラクト 動物は動くことにより常に新たな環境情報を受容する.その情報は脳により信号処理され,身体を駆動する.それによりまた新たな環境情報が受容される.この環境・脳・身体を介したフィードバックにより脳は常にその内部状態を変化させる.適応的行動は,このような三者の関係から生成されると考えられる. 本稿では,このような適応能を評価・検証するアプローチとして,以下のようなコンセプトを提案する.すなわち,環境・脳・身体において,身体を移動ロボットに置き換えることを考える.この置換により,生物(ここでは昆虫)の身体による移動をこのロボットに正確に反映できれば,昆虫の身体は,移動ロボットに置き換わったことになる.また,われわれはこの移動ロボットを自由に外部から制御することができる.したがって,昆虫の移動により生じた感覚フィードバックを自由に操作できることになる.これにより,昆虫が生成する移動量と異なる量でロボットを制御したり,またまったく異なる方向への移動を人為的に作り出し,昆虫に適切なあるいは予想外の感覚刺激をフィードバックできるはずである.脳が環境と身体との相互作用により機能するのであれば,そのようなフィードバックの操作がどのような行動変容をもたらすかを計測することによって,適応能の評価・検証ができると考え,そのような条件を満たす実験系(昆虫-機械融合システム)を構築した.

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