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論文・著書情報


タイトル
和文:ペンタセンFETキャリア注入特性に及ぼす空間電荷電界の検討 
英文:Analysis of space charge field for carrier injection mechanism in pentacene FET 
著者
和文: 中尾元春, 間中孝彰, Martin Weis, 林銀珠, 岩本光正.  
英文: Motoharu Nakao, Takaaki Manaka, Martin Weis, Eunju Lim, Mitsumasa Iwamoto.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文: 
英文: 
巻, 号, ページ        
出版年月 2009年4月 
出版者
和文:応用物理学会 
英文:The Japan Society of Applied Physics 
会議名称
和文:2009年春季 第56回応用物理学会学術講演会 
英文:JSAP the 56th Spring Meeting, 2009 
開催地
和文:茨城県 筑波大学 
英文:Tsukuba University, Ibaraki, Japan 
アブストラクト はじめに:有機FETの動作は注入と輸送過程に支配されるため、輸送過程(移動度)の制御とともに注入の制御が特性向上には不可欠である。しかし有機デバイスにおける注入過程は複雑であり、注入障壁の効率的な制御は重要な課題となっている。これまで我々は時間分解顕微光第二次高調波発生(TRM-SHG)測定を用いた有機FETの新規評価法を提案し、有機FETのキャリア注入と輸送過程を独立に評価できることを示してきた [1][2]。今回は銀電極トップ型ペンタセンFETキャリア注入特性における空間電荷の寄与について、電気的手法(Transmission Line Model)から検討を行った。 実験結果と考察:寄生抵抗(ソース・ドレイン間のオン抵抗からチャネル部のシート抵抗を差し引いた抵抗値)のペンタセン膜厚依存性を図1に示す。電極からのキャリア注入がショットキー型と考え、注入電荷が作る空間電荷電界を考慮して接触抵抗を求め解析したところ、図の結果が良く説明できることがわかった[3,4]。図中の実線は、その解析結果である。またキャリア注入特性を解析するには定常動作時の電気的測定だけでは十分でなく、TRMSHG測定による注入過程の解析も行った。

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