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論文・著書情報


タイトル
和文:対象情報源を動的に選択可能なストリーム処理の実装と評価 
英文:Implementation and Evaluation of Stream Processing with Dynamic Selection of Target Information Sources 
著者
和文: 大喜恒甫, 渡辺陽介, 北川博之, 川島英之.  
英文: Kosuke Ohki, Yousuke Watanabe, Hiroyuki Kitagawa, Hideyuki Kawashima.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:情報処理学会論文誌:データベース(TOD) 
英文:IPSJ Transactions on Databases 
巻, 号, ページ Vol. 2    No. 3    pp. 1-17
出版年月 2009年9月 
出版者
和文:情報処理学会 
英文:IPSJ 
会議名称
和文: 
英文: 
開催地
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英文: 
アブストラクト 近年,ネットワークカメラやセンサなどの多様な情報源から連続して配信されるストリームデータが増加しており,これらに対する高度利用要求が高まっている.そこで,利用者がこれらの要求を容易に実現するための基盤システムであるストリーム処理エンジンの研究・開発がさかんに行われてきた.ストリーム処理エンジンでは,利用者から問合せが登録されると,その問合せを連続して実行する.膨大なストリームデータが配信されてくる環境下において,すべてのストリームデータを処理するのではなく,状況に応じて処理対象の情報源を動的に選択してほしいという要求は多く存在する.しかし,従来のストリーム処理エンジンを用いたストリーム処理は,処理対象とする情報源を問合せ記述中にあらかじめ明記しておく必要があったため,状況に応じて動的に対象情報源を切り替えるような処理要求は実現できなかった.そこで,本研究ではストリーム処理における情報源の動的選択に関する研究を行った.本研究は以下の 2 つの特徴を持つ.(1) 単独のストリーム処理エンジンを利用した情報源の動的選択.我々が研究・開発中のストリーム処理エンジン StreamSpinner に情報源の動的選択のための機能を追加した.(2) 複数のストリーム処理エンジンを利用した情報源の動的選択.本研究では,処理対象の情報源を動的に選択可能な分散ストリーム処理を取り扱う.この分散ストリーム処理環境では,対象情報源の切替わりにともない,情報源から利用者へのネットワーク上のデータ転送経路とネットワーク使用量が変わる.そこで,対象情報源の変化に合わせて分散ストリーム処理環境中の各ストリーム処理エンジンが行う処理を動的に組み替えることで,ネットワーク使用量を最適化する分散ストリーム処理管理システムを構築した.本論文では,(1),(2) における機能の詳細について述べる.また,それぞれの機能の評価実験について述べる.

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