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論文・著書情報


タイトル
和文:複雑2重ネットワークモデルによる貨幣の創発現象の分析 
英文: 
著者
和文: 國上真章, 小林正人, 山寺智, 寺野隆雄.  
英文: Masaaki Kunigami, MASATO KOBAYASHI, SATORU YAMADERA, Takao Terano.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:情報処理学会論文誌:数理モデル化と応用 (TOM) 
英文: 
巻, 号, ページ Vol. 2    No. 1    pp. 57-69
出版年月 2009年2月 
出版者
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会議名称
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開催地
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公式リンク http://fw8.bookpark.ne.jp/cm/ipsj/select_trans3.asp?category2=TOM&vol=2&no=1&code=
 
アブストラクト 内部においてミクロなネットワーク構造で表現される知識・概念を有するエージェントどうしが，任意のマクロなネットワーク構造で結合する社会と，この社会において，各エージェントが隣接相互作用によりその知識・概念を伝播・学習させるという，新しい数理モデルを提案する．このモデルは，ミクロ （内部）－マクロ （社会） で異質なネットワークが階層構造をなすという点，ミクロな主体の内部においてもネットワークの相互作用を持つという点で新規性を有する．またこれを物々交換社会における原始貨幣の創発現象に適用し，その近似力学系の解析から，貨幣の創発が社会ネットワーク構造変化を契機とした分岐現象として与えられることを示す．この適用においては，原始貨幣の一般受容性が 2 重ネットワークモデルで直接表現される点で有効であり，原始貨幣の創発だけでなく，非創発や複数創発 （共存） が社会のネットワーク構造に依存するという新しい結果を得た．

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