Home >

news ヘルプ

論文・著書情報


タイトル
和文:遅延の確率分布を用いた高機能ノードネットワーク経路制御法 
英文: 
著者
和文: 赤野間 貴之, 宮田 高道, 山岡 克式, 酒井 善則.  
英文: Takayuki Akanoma, Takamichi Miyata, KATSUNORI YAMAOKA, Yoshinori Sakai.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:電子情報通信学会技術研究報告 
英文: 
巻, 号, ページ Vol. 110    No. 289   
出版年月 2010年10月 
出版者
和文:社団法人電子情報通信学会 
英文: 
会議名称
和文: 
英文: 
開催地
和文: 
英文: 
アブストラクト 厳しい遅延制約のあるライブストリーミングの通信品質の向上のため,パケットロスの検知やパケット再送機能などの高度処理能力を備えた高機能ノードを用い,中継ノード間で損失パケットを早期回復することで,通信品質向上を実現する研究がなされている.高機能ノードのパケット回復機能を有効に活用するための経路制御法として,リンク評価値法が提案されているが,この手法で用いられるリンク評価値は,評価対象リンク以外で生じる遅延の影響を考慮しないため,パケットロスの回復が効果的に行えない不適切な経路を構成してしまうことがある.そこで本稿では,送受信経路上の各々のリンクで生じる遅延(パケット回復に要する遅延も含む)を考慮した経路制御法を提案する.提案手法では,遅延を確率変数とした確率分布を定義し,畳み込み積分を用いることで遅延の確率分布を伝搬させる.また,許容遅延時間内にパケットが到着する確率である,伝送成功率を定義し,その伝送成功率が最大となる経路構成アルゴリズムを提案する.さらに,計算機シミュレーションにより,提案手法が既存手法よりも高機能ノードのパケット回復を効率よく行う経路を構成し,ライブストリーミング通信品質の向上を実現していることを示す.

©2007 Institute of Science Tokyo All rights reserved.