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論文・著書情報


タイトル
和文:模擬廃棄物ガラス試料（バナジウム含有ホウケイ酸ガラス）のXAFS測定 
英文:XAFS Measurement of Simulated Waste Glass Samples (Borosilicate Glass including Vanadium) 
著者
和文: 永井崇之, 小林秀和, 捧賢一, 菖蒲康夫, 岡本芳浩, 塩飽秀啓, 松浦治明, 内山孝文, 岡田往子, 根津篤, 赤塚洋, 柿原敏明, 川島英典.  
英文: Takayuki NAGAI, Hidekazu KOBAYASHI, Ken-ichi SASAGE, Yasuo AYAME, Yoshihiro OKAMOTO, Hideaki SHIWAKU, Haruaki MATSUURA, Takafumi UCHIYAMA, Yukiko OKADA, Atsushi NEZU, Hiroshi AKATSUKA, Toshiaki KAKIHARA, Hidenori KAWASHIMA.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:JAEA-Research 
英文:JAEA-Research 
巻, 号, ページ Vol. 2016-015        pp. 1-52
出版年月 2016年11月1日 
出版者
和文:日本原子力研究開発機構 
英文:Japan Atomic Energy Agency 
会議名称
和文: 
英文: 
開催地
和文: 
英文: 
DOI https://doi.org/10.11484/jaea-research-2016-015
アブストラクト 本研究は、資源エネルギー庁の次世代再処理ガラス固化技術基盤研究事業の実施項目「高レベ ル廃液ガラス固化の高度化」として、バナジウム（V）含有模擬廃棄物ガラスを対象に、放射光 XAFS測定によりガラス原料に内包された廃棄物成分元素の局所構造を評価した。 室温状態におけるXAFS測定及びイメージング測定の結果、ガラス中のVは組成に関係なく比較 的安定な4配位構造であり、ガラス原料フリットでVがガラス相に存在する可能性が高いことを確 認した。また、亜鉛（Zn）、セリウム（Ce）、ネオジム（Nd）、ジルコニウム（Zr）及びモリブデ ン（Mo）もガラス相に存在し、Ce原子価はガラス組成によって3価と4価の割合に差が認められた。 一方白金族元素に関し、ルテニウム（Ru）はガラス相からRuO2として析出し、ロジウム（Rh）は 金属と酸化物が混在し、パラジウム（Pd）は金属として析出することを確認した。 ガラス溶融状態におけるZr、Moの高温XAFS測定の結果、ガラス中のZr、Mo局所構造の秩序が 溶融状態で低下する傾向にあることを確認した。温度1200℃における溶融ガラスの高温XAFS測定 が支障なく実施できたことから、試料セルの形状等の最適化を図ることで、良質な局所構造デー タ取得が期待できる。

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