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タイトル
和文:移民・難民政策と留学生政策-留学生政策の多義性の利点と課題 
英文:International Student Policy as de facto Entry Point of Immigration and Refugee Policy in Japan: Merits and Problems of Versatile International Student Policy 
著者
和文: 佐藤由利子.  
英文: Yuriko Sato.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文:移民政策研究 
英文:Migration Policy Review 
巻, 号, ページ Vol. 10        pp. 29-43
出版年月 2018年5月15日 
出版者
和文:移民政策学会 
英文:Japan Association for Migration Policy Studies 
会議名称
和文: 
英文: 
開催地
和文: 
英文: 
ファイル
公式リンク http://iminseisaku.org/top/pdf/journal/010/010_029.pdf
 
アブストラクト 少子高齢化と経済のグローバル化を背景として,留学生政策は,2000年代半ばに,留学生を母国に帰す政策から,日本社会に受け入れる政策に転換した。以来,日本での就職を促進する施策が実施され,留学生は,専門的・技術的分野の人材の重要な供給源となり,留学生政策は,日本の移民政策の実質的な入口となってきた。さらに2017年からはシリア難民の留学生としての受入れが開始され,難民政策の入口としても機能している。 留学生政策の多義性には,このようなメリットがある反面,ステークホルダーが多く,その思惑によって影響を受けやすく,政策の調整が困難という課題も有する。近年の非漢字圏諸国からの「働きながら学ぶ」留学生の増加は,留学生受入れ体制に,新たな課題を突き付けている。 本稿では,日本の留学生政策の多義性と,留学生の多様化によって生じる利点と課題について,政策や留学生調査の分析結果に基づいて論じ,留学生政策の複数の目的を持続的に達成する方策について考察する。

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