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論文・著書情報
タイトル
和文:
戦前期の留学生政策における日華学会と国際学友会の役割
英文:
The Role of the Institute of Japan and China and the International Students’ Institute in International Student Policy in Pre-War Period
著者
和文:
佐藤由利子
,
見城 悌治
.
英文:
Yuriko Sato
,
Teiji Kenjo
.
言語
Japanese
掲載誌/書名
和文:
アジア教育
英文:
The Japanese Journal of Studies on Asian Education
巻, 号, ページ
Vol. 14 pp. 46‐59
出版年月
2020年11月20日
出版者
和文:
アジア教育学会
英文:
会議名称
和文:
英文:
開催地
和文:
英文:
公式リンク
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajiakyouiku/14/0/14_46/_article/-char/ja
DOI
https://doi.org/10.32302/ajiakyouiku.14.0_46
アブストラクト
本稿は、戦前期の日本で、留学生の教育・支援に当たった主要な団体である日華学会と国際学友会を比較する。日華学会は、中国人留学生の教育・支援のために1918年に設立され、国際学友会は、その他地域(特に、東南アジア、南西アジア)の留学生の教育・支援のために1935年に設立された。両会は外務省文化事業部の補助金を受け、対外文化工作への関与を徐々に深めていく。 両会は、留学生に対する宿舎と日本語教育の提供、多様な支援・交流活動という似た機能を果たしていた。また、1942年に共に大東亜省の所管となり、大東亜共栄圏において日本に協力する人材の教育・訓練を行うこととなる。 本稿では、両会の活動、予算、理事会構成員の分析などを通じ、戦前期の留学生政策における外交的、軍事的側面の拡大を指摘する。また、両会の学生の対日感情や卒業後のキャリア形成を比較し、これらに、彼らの母国と日本との外交関係が大きく影響していることを明らかにした。
©2007
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