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論文・著書情報


タイトル
和文:宇宙輻射輸送計算におけるHDL設計とOpenCL設計の比較 
英文: 
著者
和文: 横野 智也, 藤田 典久, 山口 佳樹, 大畠 佑真, 小林 諒平, 朴 泰祐, 吉川 耕司, 安部 牧人, 梅村 雅之.  
英文: 横野 智也, 藤田 典久, 山口 佳樹, 大畠 佑真, Ryohei Kobayashi, 朴 泰祐, 吉川 耕司, 安部 牧人, 梅村 雅之.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文: 
英文: 
巻, 号, ページ Vol. 2018-HPC-163    No. 24    pp. 1 - 8
出版年月 2018年2月21日 
出版者
和文: 
英文: 
会議名称
和文:第163回ハイパフォーマンスコンピューティング研究発表会 
英文: 
開催地
和文: 
英文: 
アブストラクト 半導体の高集積化は,FPGA の大規模化 ・ 高機能化 ・ 低価格化をもたらし,組み込みシステム用途だけでなく高性能計算用途においても導入が検討されるようになった.しかし,FPGA 開発はハードウェア記述言語 (HDL : Hardware Description Language) による設計が主流であり,FPGA の利用可能性は開発の困難さによって大きく制約を受けている.FPGA の高性能計算応用を考えたとき,C 言語や OpenCL 言語を初めとする高位記述による設計が考えられるが,開発効率などの定性的な議論はあるものの,演算性能を定量的に比較した報告は少ない.そこで本論文では,宇宙輻射輸送計算をベンチマークに,高位記述設計 (OpenCL 言語による HLS 設計) と低位記述設計 (Verilog HDL による RTL 設計) とを比較し,高性能計算応用からみた FPGA の利用可能性と演算性能について議論する.具体的には,原始銀河形成シミュレーションにおいて再結合光子の輻射輸送を解く ART (Authentic Radiation Transfer) 法を FPGA に実装し,その演算性能について比較を行った.細かな演算回路の調整や外部インタフェースを含むシステムとしての設計を除くと,XILINX 社と Intel 社という利用デバイスの違いがあるものの,記述方法によらず同程度の性能を得ることができることを確認できた.

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